産後のママにヨガとピラティスはどちらが良いのか

産後に体力を回復しようと思って調べていると産後ヨガやピラティスが良いというようなことを聞きませんか。

では、どちらの方が良いのでしょうか。

今回は、産後のママに適した運動・エクササイズはヨガなのかピラティスなのか、その違いを比較してみたいと思います。

 

ヨガとは、もともとはインドの思想に基づく修行や治療法のひとつといわれています。思想・瞑想などを取り入れながら「安定した心」をつくることを大切にしています。その方法として、呼吸法と合わせて様々なポーズをとることで、バランスの取れた筋肉をつけ、身体のゆがみを正し、ストレスを解消したり疲れにくい身体にしていくことが期待できます。

 

一方、ピラティスとは、ヨガの体系を参考にしながらリハビリ用に調整されたエクササイズといわれています。心と身体のバランスを整えるためにインナーマッスルの強化をして「安定した体幹」をつくることが効果的と考えています。それにより、姿勢の改善やけがをしない身体や疲れにくい身体にしていくことが期待できます。

 

両者とも、1回のレッスンですぐに即効的な効果があるものではなく、続けていくことで安定した心や身体を保つことができるという点は同じです。

また、副次的な効果としても、似ている部分が多いと思います。

姿勢の改善、疲れにくい身体づくり、代謝アップによる痩せやすい身体づくり等々。。。

 

では、どこが違うのでしょうか。

 

 

ヨガ

ピラティス

呼吸法

腹式呼吸

胸式呼吸

目的

心の安定

心と身体の調和

方法

呼吸とポーズ

体幹の強化

効果

リラックス

ストレス解消

暴飲暴食防止

リフレッシュ

猫背や肩こり、腰痛などの解消

 

ヨガの呼吸法は、お腹で大きく息をする腹式呼吸です。腹式呼吸は、副交感神経を活性化させて心をリラックスさせることができます。

ピラティスの呼吸法は、胸に息を送り込む胸式呼吸です。胸式呼吸は、交感神経を活性化させることで、自律神経を整えたり頭をリフレッシュさせることができます。

 

ヨガが心の安定を大切にするのに対して、ピラティスは心と身体の調和を大切にします。

 

ヨガは、呼吸と合わせて様々なポーズをしていくことで、普段使わない筋肉をじっくり刺激して身体の内側を鍛えていき「しなやかな身体」づくりをしていきます。これを深い呼吸や瞑想と組み合わせることで、過度の緊張からくるストレスの解消をしてリラックス状態にしていくことが期待できます。また、暴飲暴食や過度の飲酒を防ぐ効果も期待できます。

一方、ピラティスは、ヨガよりも身体づくりや筋肉をつけることに重点を置いています。身体への負担を抑えながらインナーマッスルを鍛えることで、「身体のラインをきれい」にしていきます。体幹を鍛えることで、姿勢の改善や疲れにくくけがをしにくい身体になっていき、更には猫背や肩こり、腰痛などの解消が期待できます。

 

今回は、産後のママに適した運動・エクササイズは、ヨガなのかピラティスなのか、その違いを比較してみました。

慣れない育児で疲れがたまっていて、自分自身のメンタルと合わせて整えながら身体づくりをしたいという方にはヨガを、毎日忙しいけど早めに体力をつけたい、弱っている骨盤周りやお腹周りの筋力をアップして早く産前の身体に戻したいという方にはピラティスを選択してみてはいかがでしょうか。

とはいえ、ご自身の好みや合う合わないなどもあると思いますし、両方を交互に受けてみるのもよいと思います。

 

LIPSは、子連れでヨガもピラティスも通えるので、産後のママにもご利用いただけます!

インストラクターによっても雰囲気が違いますので、自分に合った先生を見つけられると思います。

是非一度、お気軽に体験してみてください。

2018/05/06