産後の骨盤矯正は必要そうだと思って調べてみると、こんなに高いの?!と思ったことはありませんか。
高いから、そんなに何回も行かなくてもある程度締めればいいかと、中途半端になってしまっている人も多いのではないでしょうか。
今回は、産後の骨盤矯正はなぜそんなに高いのか、行く回数を少なく済ませる方法はないのか、についてまとめてみました。
そもそも、産後骨盤矯正って言葉をよく聞くけれど、やっておいたほうが良いのか、そこまで必要なのかどうかわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
産後の体に不快感があってもそれが骨盤のせいなのかというのもわからないということもあると思います。
みんながやっているからというだけで、本当に自分もやった方が良いのか分からないという方のために、産後の骨盤矯正はどうして必要なのかを簡単に解説します。
●なぜ、骨盤が開くのか
女性は、妊娠をすると赤ちゃんを安全に生むために、「リラキシン」という女性ホルモンが分泌されます。このリラキシンの役割は、関節(靭帯)を緩めることです。
出産の時、赤ちゃんは狭い骨盤を通って出てきますが、この骨盤が硬くなっていると、赤ちゃんは産道が狭くて痛いですよね。そこで、赤ちゃんに少しでも痛くないようにしてあげるために、このホルモンを分泌して、出てきやすいようにしているのです。
具体的に言うと、リラキシンが分泌されることで、骨盤の恥骨結合という部分を緩めて、骨盤を開き、出産をスムーズにしているのです。
●産後骨盤矯正は必要か
出産で開いた骨盤は、元のようにきれいに締まって固まるということは難しいのです。
というのも、出産をスムーズにするためにゆるんだ靭帯(恥骨結合)は、無事に出産を終えると約1年をかけて徐々に硬くなっていきます。
ママは、妊娠から出産までの約10ヶ月間、お腹に赤ちゃんがいるのでお腹や腰回りの筋肉はほぼ使えない状態で生活していますよね。その間に、骨盤を支える筋肉はだいぶ衰えてしまい、靭帯が緩んでいる状態の上に、骨盤がゆがみやすくなっているのです。
そこに、首の座っていない赤ちゃんを慎重に抱っこしたり、授乳をしたりするので、前かがみになったり、横すわりや正しくない姿勢で居ることが多くなり、産後はこういった色々な姿勢や癖が余計に骨盤をゆがみやすくしがちなのです。
そこで、この靭帯が緩んでいる間に骨盤を元の位置に戻してあげる必要があるのです。
もし、ゆがんだまま骨盤が安定してしまうと、腰痛や恥骨などの痛み、背中や肩こりなどが起こりやすくなったり、むくみや冷え性が酷くなったり、下っ腹のお肉が気になったりしてしまうのです。
●少ない回数で済ませる方法
お客様からの質問で多いのは、大体どれくらい通えば骨盤は締まるのかというものです。
個人差があるので、一概には言えませんが、平均すると5回~10回ぐらいの方が多いです。
1回の施術だけではダメなのうかと思われる方もいらっしゃると思います。
個人差はありますが、1回の施術だけでもある程度の効果はあります。ところが、産後のお母さんは、ただでさえ体にかなり負担がかかっています。ですので、一気に締めるというよりは、少しずつ徐々に締めていく方が、体に負担をかけずに済むのです。
また、骨盤のゆがみは悪い癖で戻ってしまいやすいです。骨盤の位置を戻しつつ、徐々に骨盤周りの筋肉を鍛えてあげて、定期的に正しい癖を脳に植え付けるためにも数回のご来店をお勧めしています。
施術の途中では、おうちでできる簡単な運動もお伝えしていきます。
もちろん個人差はありますが、経験上、早く締まりやすい方法はあると思っています。
例えば、産後3ヶ月の方の方が、産後1年半の方よりかは、締まっていくのが早いです。
例えば、1回目の施術から2回目の施術が1か月以上空いている方より、1週間以内にご来店いただいている方の方が締まっていくのが早いです。
このように、多少ではありますが、少ない数で済ませる方法はあると思います。
●産後の骨盤は自分で調整できないのか
通常の骨盤矯正といわれるものは、整体かフィットネスかにかかわらず、一般的には骨盤のゆがみを解消することを言います。例えば、前後の傾きが正常よりも前のめりになっていたり、後ろのめりになっている骨盤をちょうどよい位置に戻してあげたり、左右でゆがみがある骨盤を水平の位置に戻してあげたりします。
ヨガやピラティス等で行う骨盤矯正は、その周りの筋肉を鍛えるということも同時に行って、その後も骨盤がゆがみにくくなるようにします。
産後の骨盤矯正では、骨盤のゆがみを解消した上に、「骨盤を締め」ます。
この骨盤を締めるということは、第三者によってしか締めることができないものなのです。
よく産後に骨盤を支えるベルト(トコちゃんベルト等)で、締まると思っている方もいらっしゃると思います。このベルト、付けても付けてもずれてしまうから、どうしたらよいのだろうと思っている方もいらっしゃいませんか。
このベルトはどちらかというと骨盤を支える役割の方が大きいです。ゆがみやすくなっている骨盤をゆがみにくくする役割です。このベルトをしていれば必ず締まるというわけではありませんので、ご注意ください。
骨盤のゆがみは一度正常な位置に戻しても、またゆがんでしまうことが多いのですが、産後の骨盤は、一度締めたらまた広がっていくということはありません。
締めないと自然に締まることはないのと同じように、一度締めるとまた徐々に広がっていくということはないのです。
もちろん、また妊娠した場合には、開いていきます。
●なぜ、LIPSでは産後の骨盤矯正をリーズナブルに提供できるのか
一般的な産後骨盤矯正を行う整体は、骨盤周りだけでなく、それ以外の肩や腰など他のところもほぐしてくれたりするため、1回の施術時間も長く、若干料金が高いなぁと感じることもあると思います。
LIPS(リップス)では、他の部分についてはマッサージメニューもありますし、肩などのコリは、ヨガやストレッチなど運動をすることで、緩和することもできます。
最近は、多様性が求められていますので、あえて産後骨盤矯正に特化することで、1回の施術時間も短く、お値段もリーズナブルに提供することにしました。
身体のゆがみやコリの解消は、マッサージやエステ、ヨガやピラティス等も併せてご利用いただき、ご自身の方法とペースで徐々に解消していただいて、お手頃価格で最低限の骨盤矯正をしていただければと思っています。
埼京線・武蔵野線武蔵浦和駅から徒歩6分
さいたま市南区別所2-7-5 一軒家です☆
保育士がいるキッズルームがありますので、お子様も一緒にご来店いただけます。
お兄ちゃんやお姉ちゃんがいる方でも安心です。